オーシャンアスリートの荒木汰久治さん。日本のSUP大会で優勝するなど、SUP界で知らない人はいないというほどの有名な現役選手です。
2005年にはコンパスや地図を持たずに古来の方法で56日間人力で大航海を成し遂げた『伝説の海男』でもあります。
今回は、荒木汰久治さんとはどんな方なのか詳しく調査してみました!
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オーシャンアスリート荒木汰久治とは
Wiki風プロフィール
名前 | 荒木汰久治(あらきたくじ) |
生年月日 | 1974年6月29日 |
出身 | 熊本県 |
職業 | プロのライフセービング選手、オーシャンアスリート |
大学 | 東海大学 |
家族 | 妻・長男(珠里)・長女(帆華)・次女 |
幼少期から転校生として全国を周っていたそうで、現在は沖縄県に在住。
小学生の頃はサッカー、バトミントンなど陸のスポーツを得意として、海のスポーツとは無縁だったそうです。
転機をとなったのは、東海大学ライフセービング部に入部したことがきっかけで人生が大きく変わったそうです。
在学中に初の海外トレーニングでは、単身オーストラリアへ留学し、アスリートとして本格的に歩み始めました。
アスリートとしてアウトリガーカヌーという新しいスポーツを伝え、海人丸航海で海洋文化を日本に復興させるという人生のビジョンが見えたのもその時です。まさに「海を渡る行為こそが自分の生きる道」だと思えました。
kafuu Resort Fuchaku
大学時代にであったライフセービングと海外での経験が、荒木さんの人生のターニングポイントとなっているようです。
3人の母である荒木さんの奥様はスレンダーでショートヘアが良く似合うとても美人な方です!
息子の珠里さんのインスタグラムで撮影された写真から見ることができます。
KANAKA沖縄主宰
『KANAKA』とは“ハワイ語”で海を渡る勇士という意味をもつそうです。
荒木汰久治さんと息子の珠里さんがメイン講師として、SUP(スタンドアップバトルボード)教室やオーシャンアスリートトレーニングキャンプを主に学べる教室を運営されています。
近年、SUPは世界中でも普及率が一番高いオーシャンスポーツとして注目されています!
SUP教室は小学3年生〜小学6年生までの初心者の親子が参加できるようです。
さらに教室開催の目的が環境保全やSDGsへの意識向上、さらに“親子の絆を再確認してもらう教室”というのが子育て世代の親に共感を得ているのではないでしょうか。
沖縄へ旅行へ行った際にも、親子で参加できる短期の教室があるのはとても魅力的ですよね!
荒木汰久治SUP世界3位・日本大会優勝
史上最年長で優勝
2015年には、史上最年長記録の41歳の時に優勝も果たしています。
大学時代からトレーニングで鍛えられた肉体と様々な経験で培われた精神で40代にして、いまだ挑戦を続けられている荒木さんは伝説の男として一目置かれた存在ではないでしょうか。
アスリート経歴
1996年(22歳):全日本ライフセービング選手権サーフスキー部門優勝(3連覇を含む4回優勝) | |
1998年(24歳):ライフセービング世界選手権サーフスキー部門6位 | |
1999年(25歳):アウトリガーカヌークラブジャパン(OCCJ)日本クルーとして初完走(105チーム中37位)、その後OCCJとして10年間連続Molokai Hoeへ出場 | |
2000年(26歳):Molokaiパドルボードレースunlimited部門、日本人で初完漕 | |
2002年(28歳):Molokaiパドルボードレースunlimited部門 7時間2分、9位 | |
2002年(28歳):Molokai Challenge、サーフスキー3時間59分(日本人歴代最速) | |
2012年(38歳):Molokai Challenge、OC1/一人乗りカヌー 3時間53分(日本人歴代最速) | |
2015年(41歳):M2O世界選手権、unlimited部門 世界7位 | |
2015年(41歳):全日本SUP選手権優勝(歴代最年長記録) | |
2018年(43歳):SUNOVAのチームライダーとして、M2O世界選手権に出場。stock14ft.部門 世界3位(日本人歴代最高) |
20年以上アスリートとして、日本のみならず世界でのタイトルを手にされています。
日本人で成し遂げられたことがない記録を着実に残し、現在も活躍を続けられている驚異的な精神力は圧巻ですね。
荒木汰久治56日間の奇跡の大航海
荒木汰久治さんは2023年2月16日放送『笑ってこらえて』でも取り上げられ、出演されています。
2005年、沖縄県本島の最南端に位置する糸満市から愛知県までの約2,000kmもの距離を56日間かけて航海を果たされました。
当時、愛知県では日本国際博覧会(通称:愛・地球博、愛知万博)が開催。
その万博のテーマと同じ『人間と地球の共存』をスローガンに掲げて、ハワイの伝統航海術である“スターナビゲーション”という現代機器を一切使わず、カヌーで人力と自然の力を極限までに駆使して大航海に挑みました。
ハワイの伝統航海カヌーとは
コンパスや地図などを使わずに、星を羅針盤として太陽、風や波の動き、天候など変化を敏感に察知しながら、自然が与えてくれるヒントで航海する伝統航海術です。
一度は失われた伝統文化ですが、1975年に『ホクレア』という双胴船の復活を遂げました。
1976年にハワイからタヒチに向けた『ホクレア』の航海は成功を収め、ハワイから太平洋全域の伝統航海カヌー文化が復興するきっかけとなったそうです。
そして40年以上に渡り、ハワイから世界中を航海し、現在に蘇ったといわれています。
まとめ
今回は世界中のオーシャンスポーツで人気の高いSUPの日本優勝者である現役選手・オーシャンアスリートの荒木汰久治さんについてご紹介しました。
2005年にはコンパスや地図を持たずに古来の方法で56日間人力で大航海を成し遂げた『伝説の海男』としても記録を持たれています。
沖縄では子どもから大人まで楽しめるSUP教室も主宰されるなど、オーシャンスポーツへの普及・貢献活動の第一人者でもあります。
SUP初心者でも、親子の絆を再確認しながら楽しめるスポーツにチャレンジしてみたい方はぜひチェックしてみてくださいね。