日本人にはまだ馴染みの少ない観光地であるパラオですが、実はアジアの中でも親日国であり、年間を通じて温暖でキレイな海が人気のためグアム・サイパンに次ぐ人気観光スポットとして注目されています。
今回は親日国と言われているパラオと日本の関係や観光スポットや旅費などについて詳しくみてみましょう!
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パラオとは
パラオの歴史
16世紀頃からスペインやドイツの植民地として統治されていましたが、第一次世界大戦後の戦後処理をするパリ講和会議によって、日本の委任統治領となりました。
第二次世界大戦(太平洋戦争)までは日本がパラオを統治していましたが、1945年のポツダム宣言受諾により日本の降伏で統治が終了し、戦争終結後から1990年代初頭までは国際連合の委託を受けてアメリカが信託統治下に置いていました。
その後、パラオは1994年にアメリカ合衆国の自由連合盟約国(コンパクト)として、独立を果たしました。
正式名称は「パラオ共和国」と称し、現在の首都はマルキョクとなりました。
西太平洋にあたるミクロネシア諸島で380もの島から構成されていて、実際には9つの島にしか人は住んでおらず、世界で4番目に人口が少ない国と言われています。
親日国パラオと日本の関係
第一次世界大戦後から第二次世界大戦まで日本がパラオを統治していていたため、日本語による学校教育が行われていたことから、扇風機「センプウキ」や電話「デンワ」など日本語の名残があります。
ドイツ統治時代に進んでいなかったインフラ整備が、日本の統治下に変わってから道路やガス、病院、学校など公共施設の整備から、貨幣経済への移行が進み、1920年代以降はコロールはパラオ最大の都市として近代的な街に変貌したと言われています。
その後もパラオ人と日本人との差別や格差が生じないように極力努め、パラオの発展に大きく貢献したことから日本に対して信頼を寄せ、友好関係を築いています。
パラオの治安と物価・気候
外務省による治安の危険レベル
パラオは政治的にも安定しており、比較的治安は良い国だと言われていますが、旅先で開放的になるのは禁物です。
特に土地勘がない観光客である場合は、夜の不要な外出は避けたほうがいいでしょう。
また、外務省の「海外安全ホームページ」で諸外国の安全状況が確認できます。
パラオは大別するとコロール島、バベルダオブ島、ペリリュー島、アンガウル島、カヤンゲル島及びその他離島に分かれていますが、ほとんどの犯罪がコロール島で発生しています。これまで「治安の良い国」と評価されてきましたが、泥酔者や薬物使用者による殺人、強姦、強盗等の凶悪犯罪も発生しています。近年犯罪件数の総数は減少傾向にありますが、空き巣、窃盗、傷害、車上荒らし等の一般犯罪は依然として多く発生していますので、十分な安全対策が必要です。
在パラオ日本国大使館
物価
通貨はアメリカドル(USD)で、基本的に日本円は使えません。
1ドル=約127.894983円(※2023.1.15現在)で、500mlの水が約128円が相場です。
パラオの商品の大半は輸入に頼っているため、商品によってはスーパーに在庫がないときもあるようです。
お肉やビールは日本よりも少しだけ安いと言われていますが、全体的には日本と同じくらいかやや高めです。
大型のスーパーには日本の調味料や冷凍で納豆やウナギの蒲焼きなど日本食も売られているため、日本食が食べたくなった時は購入することができます。
気候
年間の平均気温は27℃と温暖で、7月と10月の雨量が特に多く平均湿度は81%ですが、台風の襲来はほとんどないようです。
日本のような四季はなく、旅行のベストシーズンは乾季の11月〜5月です。
高温多湿な気候のため、細菌やカビなどが繁殖しやすく、食中毒など消化器系の疾病が起こりやすい環境にあるので、十分な注意が必要です。
また、水道水と氷は避け、市販のミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
パラオの観光スポット・ツアー
人気な観光スポット
パラオといえばキレイな海!中でもシュノーケリングや世界的にも有名なダイビングのメッカであるパラオはマリンスポーツが人気です。
日本人スタッフが対応してくれるオプショナルツアーに申し込めば、とにかく現地の情報も聞けて安心ですね!
初心者でも浅瀬で練習ができたりするツアーもあります。
人気オプションのツアー
多くの島々からなるパラオは無人島を貸し切るようなプラベート空間が楽しめるアクティビティが人気!
昼食のお弁当付きのプランで1日遊び尽くせます。
- ミルキーウェイで美肌・美白の泥パック
- 誰もいないプライベートビーチでシュノーケリング、トレッキング、カヤックなど
- 穏やかな無人島で体験ダイビング
- マングローブのジャングルをカヤックで冒険
パラオのおすすめホテルと旅行費用
滞在先のおすすめホテル
初めていく旅行の滞在先ホテルは、セキュリティや清潔感、立地など気になるポイントが多数ありますが、日本人に人気なホテルを5つご紹介します。
ホテル名 | ランク | 特長 |
パラオ パシフィック リゾート | ★★★★★ | ビジネスや観光にも便利なリッチで最適なロケーション。高級感のある内装と設備で、全室Wi-Fi無料。屋外プールやレストラン、エステなども揃い、のんびりと快適に過ごせるホテルとして人気が高い。 |
パラオ ロイヤル リゾート | ★★★★ | 人気の観光エリアであるコロール島に立地。プライベートビーチやスパ、子供用プール、屋外プールなどがあり、ファミリーに人気のリゾートホテル。スタッフがフレンドリーでよかったなどという口コミも多い。 |
パラウ ホテル | ★★★★ | 最大都市コロール島のメインストリート沿いに立地し、客室もリニューアルして明るい雰囲気のホテルに変わり人気があります。朝食バイキングの種類は多くないですが、ロビーではコーヒーやジュースなどが飲み放題です。 |
コーブ リゾート パラオ | ★★★★ | ビジネスや観光にも便利なリッチで最適なロケーション。2016年にオープンした新しいホテルで、白を基調とした清潔感のあるインテリア、全室Wi-Fi無料。屋外プールやマッサージ、ガーデンなども揃い、滞在中は快適に過ごせるホテルとして人気が高い。 |
パレイシア ホテル パラオ | ★★★ | コロールの中心に位置し、メインストリート沿いにある南国風の落ち着いたホテル。西洋レストランと一流の上海料理を提供する中華レストランがある。ロビー以外のWi-Fi環境がまだあまり良くないなどの不便さはあるものの、お土産店や免税店も併設されたホテル。 |
旅行にかかる費用の目安
平均旅行日数は5日のツアーの場合
ホテルのランクにもよりますが、フリープランで大人1名約20~30万円が相場です。
航空券 | ユナイテッド航空 |
ホテル(3つ星・4つ星) | パレイシア・ホテル・パラオ、べラウなど |
食事 | 朝食のみ |
添乗員 | なし |
送迎 | 空港からホテルの往復送迎付き |
まとめ
今回は比較的治安も良いとされていて、日本の旅行先で人気を集めているパラオについてご紹介しました。のんびりと温暖な気候とキレイな海でマリンスポーツを楽しみたい方やファミリー層にもおすすめな観光地です。